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「内定承諾率90%超え!新卒採用における学生コミュニケーションの工夫や秘訣とは」事例研究会レポート
みなさん、こんにちは!(^^)/
人事プロデューサークラブの広報担当、人事の妖精・じん子ちゃんです!
コロナ禍を経て、応募者である学生さんとのコミュニケーションに悩まれている人事担当のみなさんもいらっしゃるかと思います。
今回の人事プロデューサークラブ通信は、2/19(水)に開催された、事例研究会のレポートをおとどけします。
昨年「内定承諾率92%」を達成された、株式会社サーバーワークス様の取り組みの様子、ぜひご覧くださいね。
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☆ 人事プロデューサークラブ 第113回 事例研究会 ☆
テーマ
「新卒採用におけるアフターコロナの学生コミュニケーションの工夫」
ご発表者
株式会社サーバーワークス
採用育成部 新卒採用課 課長 太田 奈津希 氏
■ プロローグ
まず、発表者の太田さんから自己紹介がありました。
ご自身からお話しがあったように、太田さんと人事プロデューサークラブとのお付き合いは長く、この事例研究会でも参加者/発表者(前職の頃)とも両方でご縁をいただいておりました。いつもありがとうございます!(^^)
ご発表の前に太田さんから
「みなさんの中で、現在新卒採用絶賛活動中って会社さん、挙手いただけ
ますか?」
との問いかけが。
サーバーワークスさん自体も、フォローしている学生さんがまさに今日最終面接だったとのこと。
太田さん「今日はぜひみなさんと意見交換や、お互いにアイディアを出し合ったりといった時間も設けていきたいと思っています」
■ 自分が一番パフォーマンスを発揮できる働きかたを、自分でさがす
自己紹介とサーバーワークスさんのビジネスモデルご説明の後、いよいよ今日のテーマに。
まずは、「サーバーワークスのコミュニケーションの考え方と仕組み」について教えていただきました。
「クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく」
を提唱するサーバーワークス様。
クラウドを通じて世の中を働きやすくするには、まずは自分たちが働きやすい環境をつくることが重要。
働きやすさ=生産性向上につながるということで、さまざまな工夫をされています。
・まずは自分たちがもっと働きやすく、そして生産性を向上する
・意見は誰でも平等に表明する
・アウトプットする文化を大切にする
・「はたらきやすさ×はたらきがい」の実現
太田さん「自分が一番パフォーマンスを発揮できる働きかたを、自分で選択しましょうという仕組みです」
例えば、エンジニアの方は、自分がチューンナップしたPCの方が使いやすいという場合もあることから、使うPCも会社貸与のものか自分のPCなのかを選べるそうです。
じん子が驚いたのは、自宅での働く環境を整えるための「ワークスタイル手当」ですね!通勤費の代わりにこの手当を支給するとのこと。これはイイ!( ´∀`)b
■ 社内コミュニケーションにも一工夫
サーバーワークスさんの社内コミュニケーションはすべて、Slackで行われているそうです。(2012年から全社で導入)
そこにはしっかりした利用ガイドラインが設けられており、全社員がなんでも聞ける「#Ask Me Anything チャンネル」では、技術的なこと以外でも相談でき、だれかが困っているときに、自分がなにかできることはないか考えてみる「オーナーシップ」を大事にする文化があります。
また、雑談を生み出すバーチャルオフィスツール「ovice」を導入し、仮想空間でメンバーが自由にテーブルを移動して会話したり、雑談や意見交換を手軽に行える環境も。
毎週月曜の朝会、四半期ごとの決算報告、半年に一度の「キックオフ」、毎年1回の社内表彰式など、全国の社員とコミュニケーションをとることができ、社員同士の連帯感を生むイベントもあります。
こうした取り組みの中で、じん子が着目したのは、サーバーワークスさんが「コミュニケーションの機会を計画的に設計する」という努力をされている点です。
会社内のコミュニケーションって、「適当に放置していたら適当に発生する」というものではないですよね。特にテレワークが導入されてからは、きちんと”仕組み”として”計画的に”機会を設けるということをしないと、薄っぺらく乾いたものになってしまうような気がするんです。(-ω-;)
■ サーバーワークスさん:社員の方のリアルな声
ここでちょっとご紹介。
サーバーワークスさんの企業サイトには、外部の人も自由に読める社内報「サバワク」が公開されています。
この中に、中途入社3ヶ月目の社員Tさんの「中途入社で良かったことTOP3」の記事が。
https://sabawaku.serverworks.co.jp/entry/swx-haitte-yokatta-points
Tさん「1つ目は、Slackの業務活用が盛んで、業務効率が上がっている点です」
その他、ぜひぜひ他社の人事の方も参考にしていただきたい、社員の方の生の感想がありました。
こうしたサーバーワークスさんのカルチャーって、中途入社の方にとってはすごく心強いと思うんですよね!!(´∀`)
■ コロナ禍で変化した新卒採用を振り返る
今日の本題に入る前に、コロナ前後での新卒採用状況を振り返るための各種データご紹介がありました。
21卒、22卒はコロナの影響を受け、求人倍率も下落しましたが、ここ数年は回復基調にあります。
面接はオンライン/対面だと、対面面接の割合が増加しているものの、まだ半数以上がオンライン面接とのこと。
(この日の会場参加者に挙手いただいたところ、半々ぐらいの割合でした)
そこで、アフターコロナにおける、就職活動中の学生の心理についての考察が。
太田さん「現在の大学3年生は、高校時代の大半をコロナ禍で過ごしてきています。高校生のオンライン授業への満足度は低く、やっぱり『ちゃんと(対面で)教えてほしい』という生徒さんが多いみたいですね」
そうした彼らも大学生になり、就職活動では「タイパ重視」が6割以上という結果でありながら、面接では対面を希望と、自分が知りたい情報を効率的にGETしたい!という、イマドキの学生像についてのお話もありました。
■「内定承諾率92%」の秘訣に迫る!!
サーバーワークスさんは会社説明会から始まり、内定を出すまでのプロセスを、全てオンラインで実施しています。
この期間中、学生さんの「知りたい」に答える秘訣をいくつかご紹介いただきました。
中でも、選考途中の学生さんが何度も参加できる「なんでも質問会」は、すばらしい施策だと思いました!
その他、伴走型の「フォロー担当」の制度、LINEを使ったコンタクト方法、内定承諾者の承認の理由…など、非常に具体的にご説明いただきました。
今回のご発表を通して、太田さんの、サーバーワークスさんの、
応募者に、サーバーワークスの事業に対して理解していただきたい
選考課程での不安を取り除いてあげたい
内定~入社式までの間も、エンゲージメントを高めてもらいたい
という想いを、ひしひしと感じることができました!
■ エピローグ
ご発表後は「Q&Aタイム」を設けていただき、「採用コスト」といったデリケートなご質問まで、ざっくばらんにご回答くださいました。
(参加者のみなさんもたくさんのご質問、ありがとうございました!)
今回は、質疑応答だけでみっちり40分間!!
そこで感じたのはやはり、サーバーワークスさんの採用にかける体制の厚さと想いの熱さです。
会社説明会への申込み数と実参加者数にも驚きましたが、「HPを見て」という学生さんが多いということをお聞きし、じん子はふと思い当たることが!
サーバーワークスさんは、人事プロデューサークラブの「採用の学校」を受講いただいているんですが、そこで講師の長谷先生から、採用広報のポイントとして、採用サイトの重要性についても学ばれています。
採用担当のみなさんが工夫を凝らし、応募者の目線に立ったわかりやすいサイトを作るよう、取り組まれていることはじん子も知っていました。
その結果、サイトを通じて会社に興味を抱き、安心感を得て応募に至る学生さんが多いという事実。
みなさん、ぜひサーバーワークスさんの採用サイト、ご覧になってみてください。
株式会社サーバーワークス 採用サイト
https://www.serverworks.co.jp/recruit/
■ 参加者アンケートより(一部抜粋)
・株式会社サーバーワークス様の採用活動への熱量が非常に高い印象を受けました。当社もその熱量に負けないように努力をしたいと感じました。
・面接時に内定を伝える事の是非について話が聞けて良かったです。
・動画を上手く活用しており、動画のあとに対面でのコミュニケーションをすることで、記憶の上書きをしている。(動画による満足度低下を防ぐ)選考中にもいいなと思ったらその場でFBをしている。
・候補者に対するキャリア等を踏まえた動機付けの重要性と親近感をどう持ってもらうかなど関わり方をしっかりと示すことで学生のホールドにつながっているのかなと感じました。
・母集団の作り方が今までに考えていなかった方法でした。
太田さん、素晴らしいご発表を、ありがとうございました。
これからも、人事プロデューサークラブを、どうぞよろしくお願いいたします!!\(^o^)/
最後に・・・懇親会でも楽しく会話の花が咲きました!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。