みなさん、こんにちは！(^^)/
人事プロデューサークラブの広報担当、人事の妖精・じん子ちゃんです！

みなさん、もうご覧になりましたか？　映画「国宝」。
既にいろいろなメディアやニュースでも話題騒然ですが、ほんっとに良かった。すごいものを観たって感じです！（←語彙力…）

主演の吉沢亮さんと大河「べらぼう」の蔦重こと横浜流星さんが、若い頃から歌舞伎の女形として精進しつつ、それぞれの「血」と葛藤しながらも芸の道を進んでいく、その栄光と挫折を描いた作品です。
3時間という超大作なのに、全く長さを感じさせない映像に終始くぎ付けでした！！
若手の2人の演技もさることながら、「1つの道を究めた」田中泯さんのいい意味でのバケモノっぷりもすばらしい。

配信サービスの登場なんか待ってないで、ぜひ映画館で観ていただきたい映画です。　じん子はあと何回か、観に行くつもり（*´艸`）

さて、今回の「人事プロデューサークラブ通信」は、6/26（木）に開催された、ジャフコグループ株式会社の荒木裕一郎さんによるプロデューサー講座「人事としてのキャリアジャーニー ～ 経験と学びと反省と…」を紹介いたします。

「人事」という道を究めてこられた荒木さんのキャリアから、若手もベテラン人事のみなさんも、きっと学ぶことが多いと思います！

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　ご発表のまえに
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今回のプロデューサー講座の開催前に、講師の荒木さんより、このようなお話をいただいていました。

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自身のこれまでの人事領域でのキャリアを振り返ると、

・企業人事と人材ビジネスのデリバリー側
・スタートアップ、成長期～成熟期と、ステージの異なる企業の人事
・プロフェッショナルサービス、小売業、金融機関等、異なる業界の
企業人事

… と、いろいろな環境下で人事や事業運営を担い、多様な経験をしてきたようです。

私のキャリアジャーニーをお話することで、人事領域におけるキャリアパスをお考えの方の参考になればと思いますし、一緒に考える時間にできればと思います。

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リクルートの人事採用部門でキャリアをスタートされ、ベンチャーの管理担当役員、リクルートグループ企業の創業メンバー、従業員数13,000名の大手小売業人事担当役員など、さまざまなご経歴を持つ荒木さん。

その折々で得たノウハウ、感じたことなど、ざっくばらんにお話しいただきました！

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　人事の世界に出会った頃のはなし
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ご発表資料より：

「当時のリクルートは売上1,000億円ほどの急成長企業でしたが、知名度もブランドもあまりない企業で、一般に人材ビジネスが成長産業という認識もなかったが、（どんな仕事をすることになるにせよ）ここなら成長できるよ！というメッセージの採用活動を展開するリクルートにまんまとはまった（笑）」

荒木さん「僕の同期は700人ぐらいいたんですけど、当時の人事部長が入社式で全員の名前と配属先を読み上げるんです。多分最初は営業かなとか予想していたんですが、その時に人事部門の新卒採用担当になったと知りました」

入社後即新卒採用担当になった荒木さん。そこから部門内の”サバイバル”に勝ち抜き、文系男子学生の採用担当として3シーズンを経験します。

荒木さん「リクルートの本などによく書かれていますが、創業者の江副さんの人材採用に賭ける想いはすさまじくて、ここでは言えないぐらいのすごいこと、やってました(笑)。僕の人材や採用に関する考え方は、まさしくこの3年間でインプリントされたって思いますね」

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　経験企業×人事の各ファンクション
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出戻りも含め、これまで合計5社を経験された荒木さん。
縦軸に所属企業5社、横軸に人事部門での経験として、

採用
育成
評価
配置
労務
制度設計
組織開発
コンプラ

の8項目をピックアップし、5×8の表を作り、それぞれのマスに経験度合を「◎ ○ △ ―」の種別で配置して下さいました。

これ、自身のキャリアを振り返るとき、すごくわかりやすいですね！

人事プロデューサークラブ会員の方は、オンデマンドでご覧いただくと資料もダウンロードできますので、ぜひご自身の経験をこの表に当てはめてみてください(^-^)

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　人材ビジネスの経験で得たものとは
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次の項では、リクルートでの新卒採用経験（メディア企画含む）と事業開発経験（7-8年）、リクルートエグゼクティブエージェントでのエグゼクティブ人材の転職支援（8年半）の2社でのキャリアを振り返っていただきました。

・短期間で、様々な業種・ステージのクライアント企業の採用課題と向き合えた
・採る側/採られる側双方の考え方が理解できるようになった

なるほど！　確かにこれは、人材ビジネスに携わった方のみが得られる貴重な経験ですね！

この他、じん子が特に感銘を受けたのは、「サービスをデリバリーする側から見て、明確にわかったこと」と、荒木さんがおっしゃっていた、ある視点です。

これって、どんなビジネスを行う方でも、どんな業務に就く方でも、事業を成功に導く精度を上げる重要なポイントですよね。人材ビジネスに今従事している、過去に経験したことのあるみなさん、いかがでしょうか？

当日参加された方も、未視聴の方も、オンデマンドでこのポイントについて振り返ってみてください。

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　クイズで答える（？）　荒木さんのキャリアジャーニー！
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次に、これまで在籍した企業の在籍時のトピック、企業特性から、荒木さんがそこで得た人事知見について、詳しくまとめていただきました。

①「2ケタどころか1.5倍超で爆速の成長」をしていた1980年代後半から1990年代前半のリクルート（新卒1,000名採用！）
②アーリーからミドルステージのベンチャー企業（業績乱高下）
③創業数年で業界トップクラスへと躍進したリクルートエグゼクティブエージェント
④歴史があり地方都市に本社を置く、スポーツ小売の二大勢力のひとつゼビオグループ（オーナー社長）
⑤国内最大手のVC、業界トップクラスのJAFCO

では、ここでクイズです！

以下のキーワードは、荒木さんが上記の①から⑤のどのタイミングで得た「人事知見」だと思いますか？

・厳選採用
・不人気職種採用
・質量共に超ストレッチ型の採用
・1on1リテンション術
・超厳選採用
・組織のダイバーシティ
・多様な雇用形態への対応
・アトラクト技術

【答えは、このメールの最後に】＼_(´Д｀)

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　人事としてのキャリアに関し、感じていること
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最後に、荒木さんが今感じていることを率直にお話しいただきました。

荒木さん「当たり前ですが組織にもいろいろあって、よくあるセオリーがそのまま当てはまるものでもないんですよね。その組織をよく見て特徴を理解して進めることが重要だと思います」

荒木さん「これは本当に個人的な考えなんですが、CHRO/CPOを目指すのもいいと思うんですが、自分はできればずっと人事の現場に居続けたいなって思ってます。現場から置いて行かれるのもイヤだし(笑)。HR-Techとか新サービスに触れたり、スカウトや面接もしながら世の中の変化を感じていきたいなと。現場の人事の学びがある環境に、今も身を置いています」

■会場の参加者からの質問：

Q：荒木さんは人事の仕事のどんなところが好きですか？

A：やっぱり採用に関わることが好きです。人事のファンクションの中でも特に ポジティブな業務が採用だと思っています。人も企業も変わっていくお手伝いをするのがたまらないですね！

■参加者アンケートより（一部抜粋）

・荒木さんの人事一筋でありながらチャレンジする姿勢に感銘をうけました

・現場主義といいますか、とかく制度設計や人員計画など組織を俯瞰しようとするあまり、現場と距離（悪く言えばメンバーに任せきり）を置きがちにならないようにしたいと思いました。

・私も改革を10年やってきたので、人を動かすことの難しさとやりがいに共感しました

・授業などのセットではなく、久しぶりに自分自身がキャリアをお伺いするようなセッションでとてもおもしろかったです。

今回のご発表の最後に、荒木さんおススメの書籍を2冊、ご紹介いただきました。

「組織と働き方の本質」　著者：小笹芳央
「世界標準の採用」　　　著者：小野壮彦

荒木さん、ありがとうございます！
じん子も読んでみますね！！(´∀｀)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【クイズの答え】

・厳選採用　③
・不人気職種採用　④
・質量共に超ストレッチ型の採用　①
・1on1リテンション術　②
・超厳選採用　⑤
・組織のダイバーシティ　⑤
・多様な雇用形態への対応　④
・アトラクト技術　①