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参加者のご感想

オリエンタル酵母工業株式会社 管理本部 総務部 課長職 須郷 亜弥 様
オリエンタル酵母工業株式会社    
管理本部 総務部 課長職    
須郷 亜弥

「採用の学校」は、意見交換や事例をお聞きすることもでき、期待していた以上に満足度が高い講座でした

本年7月に開講した、「採用の学校 Recruiting Master Basic(RMB)」の第1期生として、全8回の講座を受講頂きました、オリエンタル酵母工業株式会社の須郷 亜弥様にお話を伺いました。

― このたびは「採用の学校(RMB)」をご受講頂き、ありがとうございました。まず、須郷様のこれまでのご経歴や人事歴などお聞かせ下さい。

須郷様:新卒の時は地元の札幌の企業に就職し、営業事務を担当していました。東京配属、と言われていたのですが、その年の5月に名古屋に新しい営業所ができるということで1カ月半の本社研修を経て名古屋勤務になりました。でも、その年に会社に不祥事があって会社更生法適用になってしまって、しばらくして事業譲渡され、新会社の総務部に転籍となり、札幌に戻ってきました。総務部では2年ぐらい給与や労務関係の業務を行っていたのですが、ちょうどその頃早期退職の募集があり、社会保険関係の仕事をもっとやってみたいなと思い、札幌の社労士事務所に転職しました。 最初は札幌勤務だったのですが、ちょうど結婚のタイミングで主人が東京に転勤になり、私も東京の事務所に転勤しました。

― 社労士事務所ではどのような業務を?

須郷様:労務関連の手続き業務が中心でした。転勤してからは新規顧客企業の導入準備や、既存顧客のフォローなど、主に顧客と運用担当・営業担当とをつなぐお仕事を中心に行っていました。社労士事務所でそういった労務関連の仕事をしていくうちに、徐々に「労務以外の人事の仕事もやってみたい」という気持ちが芽生えてきたのです。

― そこで転職を決意されたのですね。オリエンタル酵母工業さんに入社されたきっかけは何だったのですか?

須郷様:「人事の仕事をしたい」という希望はありましたが、業種については特に希望はありませんでした。そんな中、エージェントから「企業名非公表」でオファーがあった時、①勤務先と自宅が近い(これ大事!)、②募集内容が「総務部で社保関連の手続きをする担当」だった、③しかも「総務人事の他の業務もやらせてもらえそう」で、これは条件にピッタリだと思い、応募しました。そのような経緯で2018年に当社に入社し、総務部に配属され5年目になります。

― 須郷様は、2020年から「人事の学校・基礎講座」もe-ラーニングで全12回ご受講頂きましたよね。

須郷様:はい、これは上司に勧められて受講したのですが、すごくためになりました。人事という業務のそれぞれのつながりと全体像を学ぶことで、本質的な定義や業務の進め方も理解できるようになりました。

― そして、今年の7月からは「採用の学校(RMB)」を受講頂きました。

須郷様:これは上司からでなく(笑)、自分で見つけて「受講したい!」と申し込みました。時々人事プロデューサークラブのHPをチェックしているのですが(ありがとうございます!)、今年の4月に課長職になり、6月の組織改編で総務部内の業務分担分けがあり、私が採用業務にも携わることになったのです。

― まさに、「採用の学校」が始まる1ヶ月前のことだったんですね!

須郷様:はい。これまで採用は全く経験がなかったので、当社のこれまでの採用の手法を見直すと共に、採用の一般的なあり方をきちんと学ぶ、絶好の機会だと思いました。

― 全8回の講座を終えて、いかがだったでしょうか?

須郷様:まず、「採用の学校」のカリキュラムそのものが非常に分かりやすいと感じました。それと、採用業務に重要な「今の学生さんのリアル」について、講師の長谷先生から具体的なお話をいろいろ聞けたのが良かったです。今の学生さんの考え方や就活に対する姿勢などを採用担当が理解しておくことは、非常に重要であると気付きました。

― 特に心に残った開催回はありましたか?

須郷様:第2回の「本当に正しい採用基準(人材要件)の作り方」です。現在も当社の人材要件はありますが、ここをもう少し掘り下げていかないとと思いました。採用のミスマッチを防ぎ、確実にいい人材に入社して頂くためにも見直しが必要だなと感じています。

― 講師の長谷先生や受講中の雰囲気について、ご感想をお聞かせ下さい。

須郷様:長谷先生の講義は、とても理解しやすかったです。どちらにも取れるようなグレーな表現ではなく、はっきりと、本質的でリアリティのあるお話を伺えて感謝しています。他の受講生の皆さんからの質問にも毎回的確に回答されていて、そのやり取りもすごく参考になりました。「採用の学校」では、会場でのリアル参加の方もオンライン参加の方もかなり活発に意見交換をされていて、「他社さんでもこういうところで困っているんだ」とか「業種は違っても悩みは同じなんだ」とか、事例をお聞きできるのも良かったです。期待していた以上に満足度が高い講座でした。

― ありがとうございます! それでは最後に「採用の学校」を受講された須郷様が、今後こんな採用を行っていきたいという想いをお聞かせ下さい。

須郷様:当社は「食品」と「バイオ」で、人類の健康に寄与する企業であるという理念があります。既存の事業もしっかり進めつつ、そういった観点で新しいことを生み出せる人を採用していきたいと思っています。24卒の採用活動から現場の業務にRMBでの学びを落とし込み、「今まで当社が培ってきた技術を生かしつつ、環境の変化に対応し、新しい分野にもチャレンジできる人」に来て頂けるよう、頑張ってまいります。

― まさに「人材要件」の根幹ですね。本日は貴重なお話をありがとうございました。

(インタビュー: 2022年9月)

■ 須郷 亜弥(すごう あや)さん プロフィール
北海道札幌市出身。
大学卒業後、2006年4月に地元企業に就職するも、就職した年に会社更生法適用となり、翌年には新会社へ転籍。約2年間総務部にて給与・社保業務を担当。2009年5月に社労士事務所へ転職。労働社会保険の手続き業務と新規顧客の受入、既存顧客のアフターフォローなどを行う。東京転勤を経て9年間勤務したのち、2018年5月にオリエンタル酵母工業株式会社に入社。総務部にて人事労務・教育などを担当。趣味は花を飾ることとお酒。大の猫好き。

■ オリエンタル酵母工業株式会社(日清製粉グループ)
本社:東京都板橋区
設立:1929年6月
資本金:26億17百万円
事業所:研究所2 工場6 営業部9
従業員:665名(2022年3月31日現在)
https://www.oyc.co.jp/
<主な事業内容>
酵母を起点に“技術立社”を標榜するBtoBメーカー。1929年に日本で最初の製パン用イーストメーカーとして創立し、日本におけるパンの普及と質の向上に貢献してきました。食の分野で、酵母利用にとどまらない多彩な食品素材を開発する一方で、酵母のバイオ利用にも注力。バイオサイエンスにおいて先駆的な事業を展開するとともに、ライフサイエンスの分野でも多くの企業や研究機関をサポートしています。