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女性社員の健康支援で、離職率低下と生産性向上を!専門講座レポート
みなさん、こんにちは!(^^)/
人事プロデューサークラブの広報担当、人事の妖精・じん子ちゃんです!
今回は、2月17日に開催された、「女性の健康支援が組織を変える!」というテーマの専門講座のレポートをおとどけします。
社員のエンゲージメント向上のため、働く女性の心身の健康という点にぜひ注目してみてくださいね!
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「女性の健康支援が組織を変える!
フェムテック導入で進めるエンゲージメント向上セミナー」
講師: Flora株式会社 代表取締役 クレシェンコ・アンナ 氏
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<クレシェンコ・アンナ 氏のプロフィール>
ウクライナ国立オデッサ大学国際関係学部卒業後、2017年に文部科学省の奨学金を受賞し来日、京都大学法学部卒業。2020年S&R Foundationに選抜されシリコンバレー渡航。
身近な人の妊娠合併症をきっかけに、女性の身体とメンタルケアを改善し、女性がより活躍できる社会を作りたいとの思いから、同年日本でFloraを創業。
「Empowering women through data. -すべての女性の“なりたい自分”を実現する」をミッションに事業を展開している。
2024年、Forbes Japanの「Next100」、Forbes Asia & Japan 30 under 30に選抜。
■ 開講前のメッセージより
「日本企業が抱える離職や欠勤、モチベーション低下といった課題に対して、女性特有の健康課題がどのような影響を与えるのかを事例を交えてご紹介します」
<Flora株式会社さんとは>
データを活用した女性のエンパワーメントを軸に、女性従業員向けのヘルスケアアプリの提供、組織風土改善支援、並びに個人向けの月経・妊活・更年期アプリの開発・運営を行っています。
また、これらのユーザーデータを活用した商品開発・研究開発支援にも取り組んでいます。
女性特有の健康課題をテクノロジーの力で解決する「フェムテック」を用いた、Floraさんの具体的なアプローチ、ご紹介いたします!
■ 日本企業の現状と働き方の課題
まず、アンナさんより、日本の人口動態から予想される今後の課題についてお話がありました。
人口の28.9%が65歳以上と、世界で最も高い高齢化率が進む日本。
2050年までに労働力が2000万人減少する可能性があります。
日本は役員の女性比率においても、G7各国中最低とのこと!
しかし、それとは逆に「多様性を持つ企業は36%高い収益性を達成している」というデータがあります。(マッキンゼー・アンド・カンパニーの2018年のレポート)
日本の人事担当のみなさんが頭を抱えておられる「採用難」「定着率向上」「生産性維持」、これらの課題は「社員の働きやすさ」といった健康支援によって、改善されることが多いという海外事例を2つ(北欧モデルと米国モデル)ご紹介いただきました。
■ 女性特有の健康課題とエンゲージメントへの影響
次のテーマは、女性特有の健康課題が仕事に与える影響についてです。
データによると、半数以上の女性が「職場で困ったことがある」と回答されています。
日本経済全体という観点から見ると、月経随伴症、更年期障害、不妊治療など、女性特有の健康課題による損失は、年間約2.55兆円!(経産省調べ)1名あたり約46.23万円にもなるそうです!Σ(゜Д゜;)
じん子の友人にも「不妊治療を続けるために会社を辞めた」「生理痛がつらすぎてなりたい職業になれなかった」という人がいます。そうした人たちが、生き生きと仕事をし、なりたい自分になれていたら、その人の人生だけでなく、日本全体も変わっていたのかな…と考えます。
アンナさん「現場でお話を聴くと、“人事の人には相談できない(しにくい)”“産業医も対応してくれない”という悩みがあります。これは、女性だけでなく、管理者である男性も含めた社会全体の課題なんです」
■ 「働きやすい職場づくり」のためのフェムテックを活用
次に、そうした課題を解決するための「フェムテック」活用についてご説明いただきました。
「フェムテック」とは(ご発表資料より)
fimale + technology = Femtech
2016年頃から欧米で使われ始め、日本では2021年頃から広まった。
同年に新語・流行語大賞にノミネートされ、大手衣料品メーカーから吸水ショーツを市場に出したことで、より認知が拡大。2021には経済産業省が『フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金』を公開し、行政が推進する業界となった。
女性特有の健康課題へのアプローチの手法として、
・データドリーブンに解決
・コストではなく、投資のマインド
・経営課題としての取り扱い
の3つの柱を頭に置く必要があります。
アンナさん「データからの分析だけではなく、実際に男性社員も体験していただくことも必要だと思っています。そして、フェムテックの導入によって『生産性を上げたい』のか、『採用を強化したい』のか、『離職率を下げたい』のか、どのような経営課題を解決したいのかという目的を明確にすることが重要です」
少子高齢化に伴う労働力不足が深刻化し、企業にとって従業員の離職が大きな損失になっている今、「フェムテック」を通じて離職率を低下させ、長く健康に働ける環境を整えることが、優秀な人材の定着に直結する施策かもしれませんね!
■ フェムテックを活用した施策の効果
では、「フェムテック」をどのように現場で活用していくのでしょう?
某企業での具体的な導入事例をご紹介いただきました。
その企業では、「フェムテック」による課題抽出やデータドリブンだけでなく、男性向けセミナーも開催し、実際に11%生産性が上がったという結果が出ているそうです。
この中でじん子が「うんうん、それそれ!」と膝を打ったのは、
― 言いづらく、個人差があるからこそ、調査・データ化 ―
という視点です。
アンナさん「声が上がらないから誰も困っていないのではなく、センシティブな問題だからこそ、データを取る必要があるんです」
女性ならわかっていただけると思います。生理痛の痛みの強さ、期間の長さって、人それぞれですよね。同じく、更年期の訪れや症状も個人差があると思います。だからこそ、相談しにくい、相談できない。(日本人の特性として我慢してしまう)
それを調査に基づいてデータ化すれば、課題を可視化でき、男性社員や上司にも理解していただける!
これによって救われる女性社員、どれほど多いのかと思います!
■ さいごに
「フェムテック」のこうした取り組みのPRによって、女性の採用にも効果を発揮できているという企業様の事例もご紹介いただきました。
その企業様では、女性従業員の欠勤時間が56.5%短縮し、勤続意欲が18%上昇しているというデータが出ています。
このようなデータを開示し、「女性の健康を支援する企業」として認知いただくことで、企業イメージの向上にもつながりますね。
アンナさん「重要なのは、経営者層と現場が導入の目的を理解し、ダイバーシティ施策がどのように企業の価値向上につながっているのかを考え、Well-being投資として扱うという意識の統一です。女性の健康問題を解決するフェムテックは経営課題の解決を後押しし、同時に女性活躍のDXを進める重要な一手でもあり、人事部門の人の手間を減らすこともできるんです」
講座終了後は、質疑応答の後、会場にお越し頂いた参加者に生理痛体験会が開催されました。
これもやっぱり個人差があるようで、「意外と大丈夫かな」という男性もいれば、「イタタタタ(>_<)」と悲鳴に近い声を上げる人も。
フローラさんでは、随時このような体験型研修も行っていらっしゃいますので、ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください!
■ Flora株式会社
https://biz.flora-tech.jp/ja
アンナさん、ありがとうございました!!
